香典&服装のマナー
香典の知識
●表書き
宗教によって香典袋は変わります。
また「御霊前」ならばすべての場合に共通して使用出来ますので無難かと思います。
全共通
仏教
神式
キリスト教
二人で包む
グループで包む
●香典の平均金額
送り先 | 全国平均額 | 最多回答額 |
祖父母 | ¥17,258 | ¥10,000 |
親 | ¥87,073 | ¥100,000 |
兄弟姉妹 | ¥48,818 | ¥50,000 |
おじ・おば | ¥22,088 | ¥30,000 |
上記以外の親戚 | ¥12,875 | ¥10,000 |
職場関係者 | ¥5,963 | ¥5,000 |
勤務先社員の家族 | ¥4,985 | ¥5,000 |
取引先関係 | ¥7,360 | ¥5,000 |
友人・その家族 | ¥6,294 | ¥5,000 |
隣人・近所 | ¥5,156 | ¥5,000 |
その他 | ¥6,191 | ¥5,000 |
●香典の包み方(中包み)
※⑤の時、表の右下に小さな三角形があること(慶事の時が左上)
●香典の包み方(表包み)
※⑤の時、封が上から閉じられていること(慶事の時が下から)
●香典の包み方(ふくさ)
※⑤の時、右の上下に三角ができていること(慶事の時は逆の手順)
●香典の出し方
通夜、告別式のいずれに出してもかまいませんが、両方に出席するなら通夜に出すのがよいでしょう。
香典包みは、むき出しにせず、特に女性の場合は地味な色の袱紗(ふくさ)か小風呂敷に包んで持参したいものです。最近は角がいたまないように台付の袱紗が出ているので利用すると便利です。
本来は直接霊前に供えるものですが、現在ではほとんどが受付に差し出すようになっています。受付でお悔みのことばをのべ、「ご霊前にお供え下さいませ」と差し出します。通夜などで受付がなく直接霊前に供える場合は、拝礼のあと霊前に向けて置きます。
●香典を郵送する場合
香典を郵便で送る場合は、お札をじかに封筒に入れるようなことをしてはいけません。不祝儀袋に入れ、金額を書き入れ、表書きをして、お悔み状とともに現金書留で送ります。
最近では、マネー・レタックスといって、弔事用の封筒または台紙に包んだ手書きのお悔みのことば〈レタックス〉といっしょに、やはり弔事の装いの電信為替をその日のうちに届けてくれるシステムもあるので利用してはどうでしょう。
通夜・告別式の服装
喪服と言うものは喪に服している人が着るもので、一般会葬者は喪服を着る必要はないとされています。
ですが通夜や葬儀の服装は、故人の死をいたむ気持ちを表すものですので、カジュアルな服装や、華美な服装、肌の露出が大きい服装は避けたいものです。
また最近は喪服を着る方の割り合いが増えているようです。
●女性の場合
グレー、濃紺、茶など地味な色のスーツやワンピースの方が多く見られます。
化粧は控えめに、髪もできるだけシンプルにまとめて、アクセサリー類は、結婚指輪以外は基本的にはつけない方がよいとされています。
パールのネックレスかイヤリングのどちらか片方はつけてよいとされています。
●男性の場合
ブラックスーツの方が多く見られます。ダブルでもシングルでも構いません。
職場などから平服で出かける場合も、ネクタイは黒か地味な色のものが好ましく、男性も結婚指輪や時計など実用的な物以外は、はずした方がよいでしょう。