鈴木商店 坪田です。
先日、JAXAが14年ぶりに新たな宇宙飛行士候補を発表しましたね。2000倍を超える倍率をくぐり抜けたお二人、心から敬意を表します。
子供の頃スターウォーズや宇宙が舞台のアニメなどにハマり宇宙に憧れまくっていた私は、宇宙飛行士ってかっこいい!と憧憬の念を抱いていたものです。宇宙の図鑑やアポロ計画に関する本なども結構読んだ記憶があります。
そんなある日、NASDA(JAXAの前身組織の一つ)の宇宙飛行士募集のニュースが。別に応募できるわけでもないのに、なんだかドキドキしながら応募資格を見た私は愕然としました。理系、医学系の学歴や専門的経験が問われたり、語学力や身体についてなどの諸条件がある中、とある一文が少年の夢を打ち砕いたのです。
虫歯がある人はダメ。(意訳)
どういうことだ!?小学生ですでに奥歯一本に詰め物があった私は、自分の歯磨きのいい加減さを深く反省しました。
これは後に聞いた話ですが、当時、虫歯の治療痕がある人は宇宙飛行士にはなれませんでした。というのも、歯に詰め物がある場合、歯と詰め物の間にほんのわずかでも隙間があると、その中に入っている空気がロケット打ち上げの際の急激な気圧の低下によって膨張、その結果虫歯の治療痕が圧迫され痛みが生じる、あるいは最悪の場合歯が爆発する恐れがあるから、なのだそうです。
歯が爆発。。
宇宙滞在中に虫歯が痛くなっても治せないからダメ、とかそんなことかと思って、そんなの我慢すればええやんけ、なんて思っていた私の考えはとてつもなく甘かった。
ちなみに現在は、宇宙飛行士に選ばれた時点で徹底的に歯の検査をし、必要な処置は全て行うそうで、虫歯の有無は問われないとの事。
とはいえ、宇宙飛行士になれる人というのは、皆さん頭脳明晰、体力もあり、人格者。それはもう本当にすごいことだと思います。
さて、JAXAといえば、先日H3ロケットの打ち上げが中止となってしまいましたが、3月6日に改めて打ち上げることになりました。
今度こそ成功してもらいたい!
そして新たに選ばれたお二人の今後の活躍を今から楽しみにしています!