今年も残すところ1週間余り。皆様いかがお過ごしでしょうか。鈴木商店 坪田です。
昨日は冬至でしたね。冬至といえば柚子湯、かぼちゃ。私の福井の実家では、毎年祖母が柚子を風呂に浮かべ、かぼちゃ入りのぜんざいを作ってくれました。幼かった頃いきなりお風呂に柑橘類が浮かんでいるのを見て「風呂にみかん入っとるやん!」とびっくりしたのを覚えていますが、そんなふうにして子供のころから日本の風習を教えられた事はありがたいものだなと思います。
ちなみに柚子湯は江戸時代から始まった風習だそうで、もとは銭湯が客寄せのために風呂に柚子を浮かべたのが始まりだとか。冬至=湯治という語呂合わせからきているそうです。なんとも江戸っぽい!
また、「柚子(ゆず)」=「融通(ゆうずう)」がききますようにという願いも込められているとか。
では、かぼちゃをなぜ冬至に食べるのか。昔は現在に比べて食材の保存技術が発達していなかったため、保存性が高いかぼちゃは旬の時期以外にも食べることができる貴重な緑黄色野菜でした。かぼちゃを食べて栄養を付け、風邪を予防するという考え方から冬至に食べる習慣がうまれたのだそうです。
中国や日本では、「冬至」は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力がよみがえってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉なのだそうです。冬至を境に運も上昇するとされているので、カボチャを食べて栄養を付け、体を温める柚子湯に入り無病息災を願いながら寒い冬を乗り切る知恵とされています。
そういった日本の季節を大切にする風習、残していきたいものです。
昨日かぼちゃ食べるの忘れてた!今日食べよう。。。